ウェブ・サーバとPushCornのインストール

  1. デスクトップ画面上のメニュー「アプリケーション→アクセサリ→GNOME端末」で端末を開く。「sudo passwd root」を入力するとパスワードを聞かれるので、英数字8文字以上のパスワードを入力する。確認のためもう一度同じ入力をするように聞いてくるので同様に入力する。これで、OSの管理の全権を持つ特殊なユーザであるrootが作成される。「su」と入力して、聞かれたパスワードを入力する。これで、rootとして操作できるようになる。元のユーザに戻るには「exit」コマンドを使う。rootになるのは、間違った操作をしてシステムに障害を与える 危険があるので注意が必要。Ubuntuでは、rootとしてではなく、root権限の必要なコマンドには、「sudo」をコマンドの頭につけて実行する方式を推奨している。以下、rootになるのはできるだけさけてsudoコマンドを使った方法を示す。「su」コマンドでrootとして操作する場合には、コマンド先頭の「sudo」を省略することができる。
  2. PushCornが依存するソフトウェアとしては、Perl、ImagaMagick、PerlMagickがある。そのうち、 PerlMagickはUbuntuのパッケージ・リストのUniverseのグループに属しているため、インストールの前に次の操作を行って Universeに属するパッケージをインストールすることが可能なようにしておく。デスクトップ上のメニューで「システム→システム管理 →Synapticパッケージマネージャ」を押し、聞かれたパスワードを入力して、Synapticパッケージマネージャを開く。そのメニューで「設定→ リポジトリ」を押して出てくる「ソフトウェアソース」窓の「Ubuntu6.10」タブの画面で「コミュニティによる・・・(universe)」という行の頭にチェックを入れて「閉じる」を押す。
  3. メニュー「アプリケーション→アクセサリ→GNOME端末」で、「sudo apt-get install apache2 imagemagick perlmagick」コマンドで、PushCornの依存するソフトウェアをインストールする。その後、ブラウザで「http://localhost/apache2-default」でApache2が稼働していることを確認する。
  4. ネットワークは、DHCPを使って立ち上がっているので、そのまま使うことにする。ホスト名を指定するために、「sudo gedit /etc/hosts &」のコマンドで開くエディタで、
    127.0.0.1   localhost.localdomain localhost
    192.168.1.2   something.com  violet
    
    のように編集し保存する。ただし、192.168.1.2のローカルIPアドレスは、「ifconfig」コマンドで表示される出力の中で
    	eth0	Link encap:Ethernet  HWaddr 00:14:5E:93:2F:C6
        		inet addr:192.168.1.2  Bcast:192.168.1.255  Mask:255.255.255.0
        
    から、LAN側のローカルIPアドレスとしてinet addr: 以下にあるアドレスに変更し、something.comの所は、ユーザがウェブ・サイトの公開の際に使うドメイン名、violetはコンピュータ名に変更して入力すること。その後、コマンド「hostname -i」で、上で指定したローカルIPアドレスが表示されることを確認する。
  5. PushCoprnのパッケージ・ファイルをhttp://emedia-support.net/pushcorn/downloadからサーバにダウンロードする。今回は別のノートパソコンに保存してあったものをUSBメモリを通してサーバのデスクトップにコピーする。
  6. GNOME端末で「sudo mv /home/violet/Desktop/pushcorn_ubuntu_2007.1.28.tgz /home」コマンドによりPushCornのファイルを/homeディレクトリ下に移動する。但し、violetの部分は各自のログイン名に置き換えること。その後、「cd /home」で/homeに移動し、「tar -xzvf pushcorn_ubuntu_2007.1.28.tgz」でファイルを展開する。「cd /home/pushcorn」で/home/pushcornに移動し、「sudo gedit push-new.pl」でpush-new.plを編集する。デフォルトの設定でよい場合には変更の必要はない。
  7. GNOME端末で、「cd /home/pushcorn; sudo ./push-new.pl create username password」でPushCornをユーザ名usernameでインストールする。usernameとpaswordは各自のものに置き換えること。この例ではusernameをyuwayuwaとしている。この際、usernameとpasswordは半角英数字で自分で考えたものをメモしてから入力する。コマンド実行の後、Addeduser云々の一行が表示されればインストールはOK。エラーが出たら、原因を調べて直し、その後、コマンド「sudo ./push-new.pldelete username password」で、作成されたユーザのディレクトリを削除してから、上のcreateオプションを使ったコマンドを実行しなおす。既定では、/home以下にユーザ・ディレクトリを作り、/home/webをユーザの編集ディレクトリ、/home/web/usrを公開ディレクトリという設定になっているが、push-new.plを編集することにより、変更することができる。
  8. GNOME端末で、「cd /home/pushcorn」でディレクトリを移動し、「su」コマンドでパスワードを入れてrootになり、「./setup_sitefile.pl domain_name < sitefile_template > sitefile」コマンドで、Apache2の設定ファイルsitefileを作成する。但し、domain_nameは公開用のドメイン名に置き換えること。次に、コマンド「sudo ./setup_apache.pl setup sitefile」でsitefileの設定をApache2で使えるようにする。sitefileの内容を変更するなどして再設定する際には、「./setup_apache.pl reset sifefile」のコマンドで一旦sitefileの設定をはずしてから、上のコマンドを実行しなおす。ブラウザを開き、URL(アドレス)に「http://192.168.1.2/username/pushcorn/top.cgi」と入力してEnterキーを押し、Pushcornのユーザ認証画面が出てきて、認証後PushCornの編集ができることを確認する。ただし、192.168.1.2の部分は、先に「hostname -i」のコマンドで表示されたローカルIPアドレスに、usernameはPushCornユーザの名前に変えて入力すること。ブラウザにて「http://192.168.1.2/username/pushcorn/top.cgi」を指定すると、PushCornユーザの認証画面が出てくるので、ユーザ名とパスワードを入れる。
  9. 認証に成功すると下図のようにPushCornの編集画面が表示され、PushCornのサイト構築を始めることができる。